今一般に注文住宅と呼ばれているものは分譲・建売住宅と大差ないように思われます。
もちろん建材・仕上材料や什器等の仕様はいくらでも選択はできますが、いざ空間計画で見てみると、誰もが無難に生活できる「お決まり」や基本プランを敷地にはめ込んだ設計が多くそれが本当の意味で自由・注文住宅といえるでしょうか?
たとえば玄関に入ったときにみえた風景はどこのお宅もそう変わりないと思います。
正面には階段があって脇に居間とトイレのドアがあり、さらに狭いと言いながらもまず使われない独立した客用和室がある等々。
「敷地が狭いのだから部屋などを確保していけばこうなってしまう。」と言われる方が殆どでしょう。
しかしここには設計者だけの問題ではなく建て主側にも原因はあるのです。
それは凝り固まった常識です。
自由な住まいに普通や常識は要りません。
住宅設計は6畳・8畳の箱を敷地に合わせて組み合わせるのでなく、狭ければなおさらそのスペースの目的やどう使うかということや住まいに何を期待し、どのような生活を思い描いているのかを整理して家族独自の住まい方を反映させることが大切で、それこそ本当の“注文”になるのではないでしょうか?
これからは家に合わせて住むのはやめて、住み方に家を合わせて快適に暮らしましょう。 |

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